[1面]覇者の座、逸する バドミントン男子

【19、20日 大学体育館】
今年の試合形式は例年通りの団体戦である。昨年度は成蹊大に敗れ準優勝であった男子バドミントン部。今年こそ雪辱を果たしたいところだ。
19日の初戦の相手は武蔵大。本学は速攻を武器に得点を重ね、早々に3勝を決めると4―1で快勝した。同日行われた成城大戦は第2、第4試合で敗北するものの、チームでカバーし合い3―2で勝利を掴み取った。
翌日に向けて萩沢遥主将(営3)は「成蹊大は格上の相手ですが、ラリーポイント制となり番狂わせもあり得る話となりました。今回は是非それを起こしたいです」と挑戦者としての強い意気込みを語った。
そしていよいよ迎えた成蹊大戦。第1試合は岩崎暁選手(済2・あきら)が務める。動きの逆をついてくる相手の球に翻弄され、苦しい体勢に持ち込まれるラリーが続く。それでも粘ってチャンスを作るが、決め球がなかなかコート内に入らず2―0でストレート負けの結果となった。
第2試合の石井達也選手(史2)は21―13と、余裕を持って第1ゲームを先取。2ゲーム目もコートを広く使ったプレーで相手を揺さぶり、順調に得点していく。ところが後半に入りミスが目立ち始めると、19―21と取られ1―1に並ばれてしまう。最終ゲームは接戦となったが19―21で競り負け、苦杯を喫した。
後のない本学は1複の石井選手・二宮翼選手(済2)が皆の期待を背負ってコートに入る。サーブ権が頻繁に移動する白熱した試合を見せるが、22―24で惜しくも第1ゲームを奪われる。第2ゲームも7点続けて落とすという悪い流れを作ってしまい、連敗を止めることができなかった。
終結果は1―4となり、2勝1敗の総合準優勝となった。「基本的な技術が足りないですね。まだまだ練習不足です。格上の相手に挑むことの難しさも知りました」と萩沢主将は冷静に試合を振り返る。悲願の四大戦優勝は後輩達に託された。(和田恵理子)