力出せず苦杯 バスケ部女子

 5月11日、立教大学新座キャンパス体育館にて、関東大学選手権が行われた。今回の対戦相手は都留文科大である。
 試合は本学の先制点で動き始め、出だしは優勢で進んでいった。ところが、第1クオーターの後半になると相手の固い守備に苦戦し、なかなかシュートが決まらなくなる。逆に連続で得点を許してしまい、第1クオーター終了の時点で11―23と差をつけられた。
 第2クオーターでは相手に先制されるが、石原由理選手(営1)が力強く攻めて、久しぶりの得点が決まる。チームは流れを掴みかけたが、都留文科大の素早い対応にシュートチャンスを潰されてしまう。攻めきれない本学は、第2クオーターの間わずか8得点にとどまりスコアは19―44。これまでの点差がさらに広がってしまった。
 その後の第3クオーターの初め、西谷美由紀選手(済3)のスリーポイントシュートが見事に決まる。この点がきっかけとなり、反撃が始まるように見えた。しかし、本学は試合開始時の勢いを取り戻しつつあったものの、リバウンドが取れず、点も挙げられずにこのクオーターを終える。
 第4クオーターでは、苦戦していた相手の守備への対策が機能し、得点する場面も見られた。特に西谷選手、森田夏美選手(心2)は積極的な動きで、良い流れを作る役割を果たす。だが、前半の出遅れが響き、追撃及ばず50―80で敗戦となってしまった。
 試合後、「互角に戦いたい相手だったのでとても悔しく思います。この気持ちを今後に活かしていきたいです」と結果を受け止め、意気込みを語ってくれた鈴木ひとみ主将(営4)。今回の試合を糧にした、一年生を加えたチームの今後の活躍に、大いに期待をしたい。(原田富美子)