首都大に競り勝つ 水泳部男子

 5月11日、日本体育大学にて、第12回東日本リーグが行なわれた。今回の対戦相手は首都大学東京だ。
 本学は第1ピリオドの開始と同時に、積極的に攻めていく。すると4分、本学の坂部昂人選手(法3・たかひと)がロングシュートを放ち、見事に先制点を挙げた。そして本学はさらに1点を追加。相手の反撃を1点に抑え、このピリオドを2―1と順調に終えた。
 第2ピリオドに入っても、試合の流れは本学にあった。まず森本龍児選手(法3)が、相手のディフェンス3人をものともせず、真正面から鋭いシュートを放ちゴールを決める。本学はその後も正確なパスを起点にしたカウンターで、3点を加えた。ところが、一瞬の隙を突かれて、立て続けに3失点。前半戦を6―4で折り返す。
 陣地を入れ替え、試合は第3ピリオドへ。開始直後に1点を奪われてしまうが、その後キーパーの福井博隆選手(法3)が好セーブを連発。逆に終了間際、森本選手の絶妙なパスを受けて、石山大祐選手(営4)がゴールネットを揺らす。このまま7―5と本学が2点のリードを保った。
 最終の第4ピリオドでは、互いに1点を取り合う、目まぐるしい攻防が繰り広げられる。残り時間が30秒を切り、2点リードのまま試合が終わると思われたが、首都大に強烈なシュートを決められ、1点差に詰め寄られる。そして試合終了まで残り2秒の時、同じ相手選手がまたも強力なシュートを放った。しかし、森本選手が至近距離から執念で止め、試合の終わりを告げるホイッスルが鳴る。終始チームプレイによる攻撃で首都大の優位に立った結果、本学は追いつかれることなく8―7で勝利を収めた。
 試合後、磯山広幸主将(史4)は「先に点を取れたことが良かったです。チームが非常に団結していたのも勝因ですね。しかし、終盤に選手たちの動きが遅くなるにつれて、体力が足りないことも実感しました」と語った。また、今後の目標について「学生リーグで勝利し、全国大会へ出場します」と力強く話してくれた。この自信にふさわしい活躍が見られることだろう。(溝部耕大)