課外活動を積極的に支援 60団体に交付平成19年度助成金

 平成19年度、学習院課外活動助成金の特別助成金の交付が行われた。5月現在においては、全ての助成金が交付され終えたわけでないが、各団体にとって大きな援助となっただろう。なお、今年度の助成金交付が行われた団体数は60団体であり、全団体の平均額は10万557円となっている。
 本院は学内外の課外活動を援助することを目的に、平成2年から活動助成を行っている。これは、父母会および諸団体の協力を得て、「同基金特別会計規定」に基づき活動をしているものだ。ここでいう活動とは、本院におけるスポーツ活動および文化活動で正規の授業・教科学習、学校行事以外のものを指す。助成を行う上での方針として、特色ある行事や活動を計画している学校・団体を中心に重点的な活動助成を行うことを基点にしている。
 課外活動助成金の種類には、特別助成金と指定助成金の二つがある。特別助成金とは、「課外活動助成基金」および、「使途先を指名しない、個人等からの助成寄付金」をもとにした資金からの助成金。助成対象には、「行動計画書」を提出した学校または団体が当てはまる。そして指定助成金は、あらかじめ提出された事業計画書に沿って、個人等からの指摘寄付金をもとにした資金から支出されるものだ。
 助成金の交付要件としては、
①本院の学校間にわたる共同の課外活動行事
②卒業生・在校生共同の課外活動行事
③初等科から高等科までの課外活動で、本院の大学生または卒業生のコーチを付する活動
学習院課外活動助成委員会で特に助成金の交付を認めた活動
の四つとなっている。
 また、平成19年度の特別助成金を受け取る団体の一覧は表の通りとなった。特別助成金配布額で大規模を占めたのが11万円で、この額を30団体が交付された。次いで、9団体が10万円を支給されている。なお、全団体を通じての特別助成金の平均額は10万557円であった。
 目的に応じて、様々な用途が生まれる助成金。各団体とも、本院からの援助であることを念頭に、大切に使用していくことが望まれる。