大学生のニーズに応えメニュー一新

 改装後に運営を行う業者は、ファミリーレストラン経営、社員・学生食堂の委託業務に実績がある(株)セブン&アイ・フードシステムズとなった。同社は、学習院女子大学学習院高等科の食堂改装工事も手がけており、後者は既に好評を博している。
 学生食堂の名称は変更されず、カフェテリア杜はそのまま使用されていく。内装は大幅に改装され、本学の豊かな森をイメージした、緑を基調とする温かみのあるデザインとなった。食器類も一新し、より清潔感あふれるものが使われる。このように、視覚的に強く訴えかけることで、学生が過ごしやすい空間づくりを狙っているという。更に、昼時に混雑しがちだったレジの配置も改善され、効率の良い営業を目指していく。
 メニューも、大学生のニーズに応じたリーズナブルかつ美味しいものへと変わる。新しい試みとして、サラダバーも導入された。具体的な価格は以下の通り。
・ランチプレート 400円
・丼物    380円〜
・アラカルト 150円〜
・カレーライス 370円
・オムライス  400円
・パスタ   350円〜
・小鉢、スープ 50〜100円
・サラダバー  150円
・ラーメン   320円
・焼きたてパン 100〜150円
・各種弁当  380円〜
 その他にも多彩なメニューが用意されており、テイクアウト用のお弁当まで幅広く揃えていく。
 2階さくらラウンジには喫茶コーナーが設けられた。各種ドリンクメニュー、グラム単位の惣菜計り売り「楽市」、20種類にも及ぶパンの販売が行われている。時間帯によっては、アルコール類も購入できる。また、ケーキ類やデザートなども扱っていく予定だ。パーティメニューも提案されており、学内での懇親会、新年会、忘年会なども、一週間前まで予算に応じて承っている。
 なお、コンビニエンスストアは、長年親しまれてきたローソンから、同系列会社のセブン‐イレブンに入れ替わった。将来的には同系列ということを活かし、学生食堂とも共通で使用できるプリペイド式カードなどの導入といった構想もなされている。