[2面]接戦を制する フットサル女子

20日 ハンドボールコート】
 唯一のオープン一般種目であるフットサル女子。本学代表のD.T.Mは1回戦で武蔵大に3―0で勝利し、前年度3位の雪辱を晴らした。決勝戦の相手は、本年度開催校の成蹊大である。
 先に攻めに回ったのは本学であった。野本梢選手(日2)らが積極的にコートの中央へ攻め込み、守備陣を引き付ける。囲まれたところでサイドにパスを出し、シュートに持ち込み相手を翻弄していく。このプレーが見事功を奏し、開始から3分で盤若玲奈選手(政3・はんにゃ)が先制点を奪取した。
 攻守の切り替えも素早く、声を掛け合いながらディフェンスを構えていく。相手の反撃に対しても5人全員で守り、ゴールを許さない。こうして、互いにせめぎ合いながら前半が終了。1―0で本学リードのまま後半戦に入る。
 メンバーを入れ替え、万全の態勢で臨んだ本学が、またしてもゲームを動かした。開始3分、東海林幸穂選手(政3)のシュートが相手ディフェンダーに当たりそのままゴールへ。貴重な追加点となった。
 だが時間が経つにつれ、本学はゴールを脅かされる場面も増えていく。そして終了間際、ハンドをとられ相手のフリーキックを許すと、混戦の中相手のシュートがゴールに吸い込まれた。一瞬の隙をつかれ、1点を失ってしまう。
 しかしその後も士気を下げず果敢に攻め続け、2―1で試合終了。本学が優勝の栄光を勝ち取った。
 試合後、盤若選手は「1点失った後が疲れのピークでした。でもだからこそ、点を取るためにどんどん攻撃したんです」とチームの積極的な姿勢を語った。3年生が主体のD.T.Mは今後、後輩の育成に力を入れるという。来年度も次の世代が優勝を果たしてくれるだろう。(筒井久実子)