[1面]4年連続の栄冠掴む 第58回四大戦総評

 19日、少し早朝の肌寒さが残る中、成蹊大学にて開会式が行われた。式には4大学それぞれの選手や教職員、運営委員会らが参列。そして、今大会の実行委員長である小澤圭祐さんが開会宣言をし、力の限り戦うことを誓った。式の終盤、各大学の応援団が互いに力強いエールを送り合い、これから始まる3日間の健闘を祈った。
 今年で58回目を迎える本大会において本学は、過去46回の総合優勝を経験している。この勢いを保ち、今年も総合優勝を果たすべく、各選手たちは試合に臨んだ。
 まず、今大会一番の目玉である正式種目では、例年通りどの種目も良い得点を記録。なかでも硬式野球は前年度に比べ大きく飛躍し、優勝というすばらしい結果を残した。他にも多くの種目で、前年度を超える点数を挙げ、自動車部や女子駅伝などは昨年度同様の強さを見せていた。まさにこれらの勝利は、各選手の汗と涙の結晶であるといえよう。
 次に一般種目だが、ここでも本学の日々の練習の積み重ねが垣間見える。前年度芳しい成績を残せなかった種目も、その屈辱を拭い去り、たくさんの競技で好成績を収めることができた。また、バレーボールやバドミントンは昨年に引き続き、圧倒的な勝利を勝ち取った。
 そして教職員種目。正式種目や一般種目のように総合得点には加算されないが、本学のソフトボールは昨年同様、最高得点であった。しかし残念ながら、本学の合計得点は優勝には及ばなかった。
全ての競技が終わった最終日、閉会式で待ちに待った成績発表が行われる。各大学とも自大の点数が発表される度に、割れるような拍手と歓声があがる。式の後は毎年恒例の後夜祭が開かれ、この3日間のダイジェスト映像が放映された。そして、大会の締めくくりとして、花火も催された。
この大会において、成蹊・武蔵・成城・本学のいっそうの親睦が深まったことだろう。そして、3日間戦い抜いた選手達と、それを陰から支えた運営委員会により今大会は成功へ導かれたといえよう。さらに、選手たちを力の限り激励し続けた応援団の労も、大いにねぎらいたい。
見事な4連覇を果たした本学。しかし今回の総合優勝に甘んじることなく、さらなる努力を積んで、第59回大会も尽力を期待する。(田上ひかり)