支出増加する 平成19年度予算

 平成19年度の学習院全体の収支予算報告が、学習院広報第78号に掲載された。今年度は、12億7900万円の消費支出超過となっている。
 消費収入の部は、帰属収入として学生生徒等納付金、手数料、寄付金、補助金、資産運用収入、事業収入、雑収入がある。その内の約7割は、本学学生の授業料などによる学生生徒等納付金が占めた。
 また、消費収入の部には基本金組入額がある。これは、学習院の各学校が設置する教育研究環境の内、永続的に維持向上させるために必要不可欠な資産を捉えたものだ。その中には、経常的な施設設備整備費や図書費、及び現在の「学習院新長期計画」を推進するための施設事業などが含まれる。全体として、今年度の消費収入の部合計は、165億800万円を見込んでおり、前年度比で12億7100万円のマイナスとなっている。
 消費支出の部は、人件費、教育研究費、管理経費などがある。その内の約5割は、人件費によるもの。今年度は、117億8700万円を予定しており、前年度比で5億8600万円の減少となった。現在は既に、次年度の収支予算の編成が始まっている。