幸先良く勝利 バレーボール部女子

 4月13日、実践女子大学にて、関東大学5部春季リーグが開幕した。対戦相手は玉川大。本学は昨年の秋季リーグで昇格しており、自信を持って臨んだ大会であった。「初戦なので良いリズムを作って、これからの試合につなげていきたいです」と中田里美主将(英4)は意気込みを語る。
 試合が始まると本学は速攻を中心に攻撃を組み立て、10―3と大きく引き離す。しかし、相手も食い下がり13―13と並ばれてしまうと、その後は一進一退の攻防が続く。一時逆転される場面もあったが、永井佑布子選手(営3)の強烈なスパイクがターニングポイントとなった。永井選手の気迫溢れるプレーに触発された本学は、ポイントを連取していく。最後は柳井歌奈江選手(仏3)の豪快なスパイクが見事に決まり、25―23で第1セットを奪った。
 次いで第2セット、前半は相手に先手を取られ、4―7と本学は僅かにリードされる。セットが中盤に入っても、本学は主導権を握れない。しかし、柳井選手のサービスエースをきっかけに怒涛の反撃が始まった。多彩な連携を活かし、チームは次々にポイントを獲得。遂に逆転し、25―20でこのセットも制し、ストレート勝ちを飾った。
 試合後、中田主将は「1セット目、序盤の調子は良かったのですが、途中で追い付かれてしまいました。2セット目は、出だしが悪かった部分が反省点です」と謙虚に内容を振り返る。また、「今後の試合も全部勝って、4部昇格を目指します」と未来像は明確なようだ。
 順調な滑り出しを見せた女子バレー部。今回の勝利に満足せず、さらなる高みを目指す。今後の活躍にも、大いに期待できるだろう。(宮下秀毅)