受賞者発表される 学生の提言

 今年度の「学生の提言」の受賞者が決定した。今回応募された論文は6編。その中から優秀賞に輝いたのは、藤本太郎さん(政4)だ。佳作は、郄岡恵さん(済3)、町田拓哉さん(法4)、渡辺隼史さん(物3)・石川公美さん(政3)の3編である。
 授賞式が行われたのは昨年11月22日。受賞者には、永田学長、遠藤学生部長より賞状及び副賞が授与された。副賞は優秀賞10万円、佳作3万円である。
 今年度の論文のテーマは「競争と格差社会」。競争は社会の活力を生む行動原理であるが、必然的に格差を生じさせる。その結果、億単位のお金を動かす人間がいる一方で、大学を出てもフリーターにしかなれない人もいる。日本は「格差社会」に突入したのだろうか。競争が生む格差について、どのように捉えているのかを若い思考に問いたかったという。遠藤学生部長は、「投稿された論文は、どれも学生らしさがにじみ出ており、評論家の意見とは一線を画するものであった」と総評を残した。