盗難相次ぐ 黎明会館

 昨年の大学祭前後、黎明会館内で盗難が相次いで発生した。被害件数は、黎明会館運営委員会(以下、黎運委)が把握しているだけでも2階で6件、3階で2件報告されている。
 主な被害は、部室に置いてある楽器類や財布、鞄、部室の鍵などが盗まれるというもの。集合ポストが破壊され、鍵が持ち出された事例もあるが、多くは無施錠の部室で起こったようだ。普段学内に窃盗犯が紛れ込んでいても、見分けることは難しい。特に大学祭は一般の人も学内に出入りする。そのため、犯行が容易になり、被害が拡大した模様だ。犯人が警察に捕まったところもあるが、逮捕できないことが多い。
 これを受けて黎運委の田中亮事務局長(日3)は、「使用団体は、短時間であっても部室を空ける際には施錠を徹底してください」と注意を促している。ベランダから侵入されることもあるので、ベランダ戸の閉め忘れにも気をつけたい。また、「部室のドアに眼張りをしている団体が盗難に遭いやすい傾向にあるので、眼張りはしないでください」と呼びかけている。
 鍵の紛失や盗難による鍵の交換の相談は、学生部が受け付けている。集合ポストの番号変更方法は、黎運委に尋ねるといいだろう。