学習院をより身近に オープンキャンパス

 8月5日と9月2日の2日間、本学にてオープンキャンパスが実施された。今年は学年暦が変更となったこともあり、例年より若干遅れての開始となった。
 本学への合計来場者数は、昨年より1.03倍増の6210名に。高校3年生の参加が目立ち、1都3県から全体の約9割を占めた。さらに、最近の特徴としては、家族で来場する姿も多くみられるようだ。
 主なイベントとしては、全14学科の説明会と模擬授業が行われた。他大学と比較しても、これほど多くの学科参加は珍しいという。そして、大学の授業を肌で感じてもらおうと、英語とドイツ語(第2回はフランス語)の体験授業も同時に企画された。
 河合塾講師による一般入試問題の解説にも注目が集まった。これは、入試問題の客観的な解説が受験生の手助けになるという考えから実施されたものである。英語と現代文の2科目のみであったが、それぞれ45分ずつの説明に受験生は真剣な様子で耳を傾けていた。
 毎年行われてきたキャンパスツアーにも見直された点がある。昨年までは職員が学生とペアになって案内してきた。それに対し、今年からは来場者に親近感を持ってもらおうと、学生たちのペアによるツアーに変更した。初めての試みではあったが、参加者の反応は好評のようである。
 また、当日実施されたアンケートによると、一般入試の希望者は約76%。一方、指定校推薦は約16%という結果であった。なお第3回は10月28日に行われ、一般入試の願書の配布を開始する予定だ。