すごろくでたどる生活模様

 7月3日から8月5日にかけて、本学史料館にて「大好き絵すごろく展」が開催された。江戸時代、庶民に親しまれた絵すごろく。明治、大正と時代が経つにつれ、次第にそこには世相が映し出されるようになっていった。諸作品には人々の文化が華やかな絵柄で鮮やかに描かれている。外の暑さから断絶された静かな館内に、時代を生きた人々の活気ある声が聞こえた気がした。(熊)