私は常々、周囲へ感謝の気持ちを持っている。大学生活を送る今、これまでを振り返る
と、その思いはますます募る。何故なら、私1人では到底ここまで辿りつけなかったと実感しているからだ▼私は中学生の頃、上手く人と付き合えずストレスを抱えていた。しかし、このままではいけないと考えた私は、授業でも部活でも積極的になるように心がけた。すると、周囲は自然と私を受け入れてくれて、そこから一生ものの友と恩師ができたのである。その後の学校生活は非常に充実していて、仲間の存在をありがたく思うことしきりであった。さらには友人と互いに刺激しあえたことで、「お前がいてよかった」と逆に感謝されることもあった▼ところが高校に進むと、今度は勉強で大きな壁にぶち当たって。私は授業についていけず卒業も危うくなり、現実の厳しさから逃げてばかりいた。だが、努力して信頼を結んだ人々は私を見捨てはしなかった。彼らの激励のおかげで私はなんとか卒業し、大学受験に向け予備校で学んだ。楽しい講師たちのおかげで合格の喜びを勝ち取ることができた▼こうして現在、私は大学で勉学にいそしんでいる。この幸せは、多くの人々に支えられた結果だ。新入生諸君も、新たな出会いの中で感謝しあえる仲間を見つけてほしい。(毅)