横国大打ち破れず バレーボール部男子

 10月14日、横浜国立大学にて、秋季5部リーグの最終試合、対横浜国立大戦が行われた。また、今回は4年生の引退試合でもあった。
 第1セット。本学は序盤から中村祐太主将(政4)の鋭いスパイクで攻める。ところが、相手の速攻やフェイントなど多彩な攻撃に翻弄され、主導権を手放してしまう。さらに本学は後半に連続でミスをしてしまい、20―25で第1セットを落としてしまった。
 続く第2セットでは立ち上がりから大差をつけられてしまう。その苦境においても功力久士選手(政3・くぬぎ)が相手の意表をつくフェイントを次々に決めるなど、素晴らしいプレーを見せる。だが、追いつくまでには至らず、15―25で2セット目も敗れてしまった。
 後がなくなった第3セットで、本学はついに力を発揮した。前半に9―4と大きくリードを広げられてしまうが、そこでタイムアウトをとり、気持ちの切り替えを図る。直後に、本学の反撃が始まった。本学の攻守、特に早田仁謙選手(哲2)のブロックが冴えたこともあって、逆転に成功。一方、相手も粘りを見せ、試合はシーソーゲームとなった。最後には中村主将が見事にスパイクを決め、25―23で第3セットを制した。
 ここで勢いに乗って連取したい第4セット。すると、早くも前半に最大の山場が訪れる。6―6のスコアで並んだ時、長いラリーとなったのだ。しかし、最終的には根負けして、相手エースのスパイクにより点を取られてしまった。そこからリズムを崩した本学は、次々と得点を許してしまう。中村主将が自らスパイクで試合を盛り返そうとするも、及ばず20―25で敗れてしまった。
「1、2年生中心のチームでは、やはり苦しかったです。今日の悔しさをバネに来年、再来年と後輩達には頑張ってもらいたいです」と試合後に中村主将が口惜しげに語ってくれた。気迫のプレーでチームを引っ張った中村主将。その情熱を肌で感じた後輩は思いを胸に、成長をしていく筈だ。本学のこれからの活躍に期待が高まる(水上諒)