大差つけ連覇 アーチェリー部

 10月19、20日、武蔵大学レンジにて、四大戦が開かれた。1大学から8選手が出場し、1選手が50m、30mの距離からそれぞれ36射、計72射を行う。的に命中した場所に応じて、1射につき最大で10点が与えられる。そして大学ごとに上位4選手(今回に限り、女子は3選手)の得点を合計し、それによって順位が決定することとなる。
 試合前、「男子は昨年度2位だったので、今年こそは1位になりたいです」と、抱負を語った戸張翔選手(法3)。その言葉通り、本学は見事に武蔵大から王座を奪い取った。試合を控えた女子チームにとっても、励みとなる勝利である。
 翌日には女子の試合があり、まずは50mの距離から的を狙った。応援に駆けつけた男子部員からの声援にも後押しされ、本学は順調に点数を伸ばしていく。8選手全員が奮闘し、50mを終えた時点で1位。本学の実力は傑出したものであった。続いて、30mの競技に入る。ここで大活躍を見せたのが、安東絢選手(史1)だ。50mにおいても本学中2位の267点を記録していた安東選手は、30mで本学中1位となる318点を叩きだす。これで安東選手の総得点はチーム1位の585点。これに2位、3位の選手の得点を加え、本学の総合成績は1720点となる。こうして他大学を寄せつけず、本学は2年連続の1位に輝いた。
 試合後、櫻田美帆女子リーダー(済3)は「勝てたことは嬉しいのですが、一人ひとりの点数はあまり伸びていない事など、課題も見えてきました」と、大勝にも浮かれることなく気を引き締めていた。男女共に総合1位となり、文句なしの四大戦制覇を成し遂げた本学。1年生の成長もあり、チームはまだまだ進化し続けている。これからの彼らの戦いぶりに注目したい。(宮川雅志)