「何とかなるさ」これは私の好きな言葉の1つである。苦境に立たされた時も、今までこの精神で幾度となく乗り越えてきたように思う。しかし、この考えは大きな失敗に繋がることもある。
10、11月は、新聞社にとって最も忙しい時期だ。連日の取材から疲労はピークに達する。そのため、普段は注意する箇所においても、つい行動が怠慢になってしまう。特に、学祭号での私は酷かった。
疲れを言い訳に、「後でも大丈夫、何とかなる」と行動が全て後手に回ってしまった。過去の経験が根拠のない自信を作り出し、心に隙が生まれていたのだろう。さらには、備品の確認を怠ったばかりに、記事に掲載する写真を撮影することもできなかった。もし提供者が見つからなければ、取り返しのつかないことになっていた。
慣れは仕事を効率的に進める反面、時に油断を招く。今回の失態でそのことを改めて実感した。新聞を発行できるのも残りわずか。悔いを残さないためにも初心に帰り、丁寧に作業に当たりたい。(胃)