絵本カフェへ行こう

 本学から千登世橋方面に向かって目白通りを進んでいくと、鮮やかな青い扉のショップが目に留まる。そこが海外絵本とカフェの店、EHO-N HOUSEである。
 この店は、洋書輸入会社が3年前に開店。年に1回、北イタリアの都市ボローニャで開催される、国際的な絵本市で商品を仕入れてくるという本格派だ。そのため、輸入先の国は様々でアメリカやイギリスだけではない。ロシアや韓国、アフリカなどその数は10ヶ国以上にも及ぶ。
 まず店内を眺めると、こぢんまりとした空間にはお客さんが楽しめる工夫が随所に見られる。人気のポップアートは見本が置かれてあるため、実際に開いて楽しめるのだ。商品のラインアップとしては、ポップアート界の巨匠サブタの作品から最新作に至るまで、多種多様に揃えられている。「プレゼント用にお買い求めになるお客様が多いですね」とスタッフの方は話してくれた。
 また、有名な賞を受賞した作品が並べられている棚もある。初めて海外絵本を見て迷った時、選ぶ際の手掛かりになるだろう。さらに、月ごとにテーマが異なる特設コーナーもあり、いつ来店しても目新しい絵本に出会えるのである。
 絵本に負けずグッズも可愛い。『こねこのぴっち』や『はらぺこあおむし』をはじめ、人気の絵本キャラクターグッズが豊富に取り揃えられている。いち押しは『がま君とかえる君』のぬいぐるみだ。国内では、何とここでしか手に入らない。
 そして、このお店の目玉は、なんといってもカフェコーナーだ。店内にある閲覧用の本を手に取りながら、ゆったりお茶が飲める。お勧めメニューは、四季ごとに色々な味が楽しめる季節のアイスだ。
 本学からほど近い場所にあるにも関わらず、意外と知られていない寛ぎの空間。ちょっとした空き時間に一度訪れてみてはいかがだろうか。(菊岡真衣)
営業時間…12時〜18時
    (5〜9月は19時まで。但し土日祝は18時まで)
定休日…年中無休