後半に2失点 サッカー部

 5月13日、成蹊大学グラウンドにおいて、1・2部春季対抗戦第1戦目、対国学院大戦が行われた。相手は1部に在籍する強豪校である。本学は4強進出を目標に掲げ、試合に臨んだ。
 初戦から強敵を迎え討つこととなった本学は、慎重に試合を進めていく。試合開始直後から相手の激しい攻撃が幾度となく本学に襲いかかるが、必死の守りでゴールを割らせない。鈴木圭介選手(営3)が高い位置でボールを奪えば、最終ラインではDF陣が堅実な守備を見せる。本学は川上雅大選手(物4)を中心に好機を作り出すが、あと一歩のところで阻まれる。緊迫した展開が続き、0―0のまま前半を終えた。
 後半に入っても両者一歩も譲らない戦いが続く。そんな中、8分に芦田智選手(営2)の強烈なミドルシュートが相手ゴール枠を捉える。だが、GKの好セーブにより、惜しくも得点には至らなかった。
 その後も精力的に試合を進めた本学であったが、19分に最大の窮地を迎える。芦田選手がペナルティエリア内に侵入してきた相手を止めるが、このプレーがファウルの判定に。PKを決められ、ついに失点。これで流れが悪くなったのか、32分にもゴール前の混戦から押し込まれ、追加点を許してしまう。本学もセットプレーからの攻撃で相手ゴールマウスを狙っていくが、なかなか得点に結びつかない。そして、0―2というスコアのまま試合終了の笛が鳴り響いた。
 試合後、安部智主将(営4)は「前半はしっかりと守れましたが、後半は集中力が切れ、それが失点につながってしまいました」と悔しそうに語った。とはいえ、まだ初戦を終えたばかり。残る試合での彼らの戦いぶりに注目したい。(宮川雅志)