魅惑と興奮の舞 DANCIN’ GROOVE’07

【2、3日 中央教室前特設ステージ】
 今年もDANCE APPLAUSEとNO X‐it(ノー・イグジット)による合同ダンスパフォーマンス「DANCIN’ GROOVE’07』が行われた。肌寒い秋の気候にも関わらず、両者とも寒さなど微塵も感じさせないパワフルなステージを演じ切った。
 始めに登場したのはDANCE APPLAUSE。まずはカラフルな衣装を身に纏い、アップテンポな曲に合わせて軽快に踊り出した。続く曲では、一転して妖艶なダンスを舞い、序盤から観客を魅了していく。
 その後も曲ごとに様々な一面を見せてくれる彼女達。ジャズで優美に、チアで元気に、レゲエでエキゾチックに。その表情は実に多彩だ。見る者を決して飽きさせない華やかなパフォーマンスの数々に、ステージを囲む大勢の観客は釘付けになる。部長の川上裕佳理さん(営3)も、公演後には「3ヶ月間の練習の甲斐あって、自分達もお客様も楽しめるダンスができました」と会心の笑みを見せた。
 続いて、部員数が150にも上るというNO X‐itの面々が登場すると、観客から大きな歓声が上がった。DANCE APPLAUSEの時とはがらりと雰囲気が変わり、大人数を活かしたハードなステージが繰り広げられる。
 最初から激しいヒップホップダンスが続き、さらにブレイクダンスも披露された。アクロバティックな技が決まる度、客席からは感嘆の声が漏れる。舞台を隅々まで余すことなく使った迫力あるダンスには、誰もが圧倒されていた。曲調が変わるごとに、クールに決めたり、しっとり魅せたりと、NO X‐itも観客を意識した構成だ。公演後、「見てもらうことが嬉しいんです。仲間全員で楽しんで踊っています」と部長の大森友貴さん(政3)が語ってくれた。自信に満ちたその顔から、ダンスへの意気込みが伝わってきた。
 ジャンルこそ違っても、エンターテイナーとして同じ高みを目指す両グループ。それぞれの魅力が最大限に発揮された今回のステージであった。(美馬香織)